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佐々木 祐二
分離技術, 52(2), p.103 - 107, 2022/03
高レベル廃液中に含まれるAn, FP元素の溶媒抽出法による相互分離を目指している。Cs, Srはクラウン化合物で、Pd, MoはMIDOA(メチルイミノジオキサオクタンジアミド)、An+Ln回収はDGA化合物で抽出する。その後、An/Ln相互分離はDTBA(ジエチレントリアミン3酢酸2アミド)で、Am/Cm分離はDOODAをマスキング剤として用いる。論文中では一連の技術を紹介し、関連する結果をまとめて報告した。
佐々木 祐二; 金子 政志; 伴 康俊; 松宮 正彦*; 中瀬 正彦*; 竹下 健二*
Separation Science and Technology, 57(16), p.2543 - 2553, 2022/00
被引用回数:3 パーセンタイル:29.84(Chemistry, Multidisciplinary)TALSPEAK法を参考に、DGA抽出剤を用いてマスキング剤にDTPAとその類縁体であるDTBAを用いてLnとAnの相互分離を検討した。この系では、pH緩衝液に乳酸(LA)と、pH調整にエチレンジアミン(ED)を用いた。実験により、TODGA-DTPA-LA-NaOH, TODGA-DTPA-LA-ED, TODGA-DTBA-LAで同じ分配比や分離比を示した。多段抽出によるLn, Anの相互分離により、DGA-DTPA-LA-EDで水相へLnの平均回収率は3.73%でAmは98.1%、DGA-DTPA-LA-NaOH系で3.1(Ln) and 97.0(Am)%、DGA-DTBA-LA系で1.61(Ln) and 98.7(Am)%であった。
佐々木 祐二; 金子 政志; 松宮 正彦*; 中瀬 正彦*; 竹下 健二*
Solvent Extraction and Ion Exchange, 40(6), p.620 - 640, 2022/00
被引用回数:1 パーセンタイル:14.86(Chemistry, Multidisciplinary)イオン半径の酷似する3価Ln, An分離は今でも挑戦的な研究である。ここでは、TODGAとDTBA(ジエチレントリアミントリ酢酸ジアミド)を使っての相互分離を検討した。過去の結果から我々はより安定な分離条件設定と高い分離性能を得ることを目的とした。希硝酸、DTBA濃度とpH緩衝液の乳酸を使ってpH条件を安定化した。その結果、有機相には97.1% Ndと1.59% Amを、及び水相には98.4% Amと2.95%のNdを分離回収できることを確認した。
佐々木 祐二; 金子 政志; 伴 康俊
no journal, ,
アクチノイド(An)とランタノイド(Ln)の相互分離法として、ジグリコールアミド(DGAでAnとLnを一括抽出した後、DTPA(ジエチレントリアミン5酢酸)又はDTBA(ジエチレントリアミン3酢酸2アミド)を用いてAnを選択的に逆抽出する手法の開発を進めた。新規配位子であるDTBAはDTPAに比べて硝酸水溶液への溶解度が高く、より低いpH条件で相互分離が可能であった。多段抽出実験ではDGA-DTPA及びDGA-DTBAのいずれの抽出系でも97%のAmが水相に逆抽出され、全Lnの混入は3%未満であった。発表では、pHコントロール及びAmとの錯形成が見込まれる数種の水溶性有機アミンを添加した系の結果についても述べる。
佐々木 祐二; 伴 康俊; 金子 政志
no journal, ,
原子力機構では、市販のDTPAよりも水への溶解度やAnとの反応性が高く、工学利用しやすい新規マスキング剤、DTBA(diethylenetriamine- N,N',N''-triacetic acid-N,N''-bis(diethylacetamide)を開発し、これを水相に添加する事で比較的高いAn/Ln分離比である8.3を得た。DTBAを利用すれば、TODGA等でLn+An一括抽出したのちの有機相から逆抽出による相互分離が可能となる。一方、高レベル廃液中ではAnの数十倍の濃度でLnが存在し、効率的に相互分離するにはより高い分離比であることが望ましい。そこで、分離条件を精査し、高い分離比の取得を目指した。また、Ln, Anが812の高配位数錯体を形成することから、DTBAと別の配位子を組み合わせた、所謂協同逆抽出が可能かどうかを調べた。